アイル

酔っ払い兵長がア×ルプラグを持ってきて困る-1(R18)

「ん、ぅ……?――ギャッ!?へっ、兵長っ!?」
「なんだ、起きたのか。」
 古城にやってきて数週間経過したある日の夜のことだ。
 いつものようにエレンが地下室にある自室で寝ていると自室の建付けの悪い扉がギッと不快な開閉音を立てたのに自然と意識が浮上するのを感じ、手の甲で目元をごしごしと無造作に擦りながらまぶたを開けると――いつの間にか勝手に部屋のロウソクが灯され、自身の上官であり恋人でもあるリヴァイが、ベッドの上に片膝を付いて今にも圧し掛かろうとしていたのにエレンは間抜けな声を上げながら飛び起きた。
「な、なな、何で兵長がこんな場所にっ!?」
 一瞬まさか寝坊してしまったのかと慌てるものの、感覚的にまだ若干寝たりない感があるのでまだ起床時間では無いと思う。それに訓練兵時代からの習慣で起床の鐘の音で起きるように身体に染み付いているので、鐘の音を聞き逃したというのもにわかには信じ難い。それに何より辺りはシンと静まり返っていて、人が動いているような気配は全く無いのだ。
 しかし生憎とエレンの部屋は地下室なので外の空の様子を実際に見て時間を推測するこは出来ないし、ついでに時計なんて高級品は所持していないので現在の時間は定かでは無いため、少なからず不安があるのも確かで。所在無げにきょろきょろと辺りを見渡していると、そんなエレンの様子を見下ろしていたリヴァイはひょいと片眉を上げて口を開いた。
「最近、忙しくてなかなかお前の相手をしてやれなかったからな。来てやったんだよ。」
「あっ」
 ということはやはり自分は寝坊をしていないらしいと、エレンはホッと胸をなで下ろす。
 しかしエレンとリヴァイは先にも言った通りほんの少し前にそういう関係になったばかりなので、つまりこんな変な時間に部屋にやって来たということは、『そういうこと』なのだろうかと寝起きでろくに働かない頭がようやく理解したところで、エレンは顔をカーッと赤くしてさり気なく顔を横にむけた。
 たしかにリヴァイの言う通り、ここ一週間のリヴァイは連日のように丸々一日城から姿が見えないことが多かった。そしてそれまで何だかんだ言って毎日ちょっかいを出されていたエレンにとって、それは少なからず寂しく感じるもので。
 ただ、男であるエレンがそれを自分から言い出すのも格好悪いので遠回しにグンタに事情を聞くと、なんでもリヴァイは貴族相手に話し合いという名の金策や壁外調査の会議に連日狩り出されているのだそうで、だからしばらくのガマンだとここ最近は訓練を無駄に頑張って気を散らしていたのだ。
 だから、正直いうと今のこの状況は普通に嬉しい。
「う、うう……」
 ただリヴァイ相手にはいつも隠し事が出来ていないので、必死に隠していた会えなくて寂しいという感情も本人に全て見透かされているみたいでかなり恥ずかしい。だから何も言い返せずに唸っていると、リヴァイは隠すのは許さないとでもいうようにエレンの顎を指先で掴んで無理矢理前を向かせると、覆いかぶさるような格好で互いの唇と唇を軽く擦り合わせ――しかし次の瞬間、ふわりとリヴァイの方から漂ったアルコール臭にエレンは思わずパッと少しだけ身を引いた。
「――ッ!兵長……酔ってますよね?」
「ん……なんだいきなり。確かに貴族連中と酒は飲んだがそれほど酔ってねぇよ。」
 人が寝静まっている時間帯にいきなりやって来たのでどこかおかしいと思っていたが……この調子だと貴族の付き合いとやらで今まで酒を散々飲んでいて、城に到着してすぐにエレンの部屋にやってきたとかそんなところだろう。
 ちなみにリヴァイが酒を飲んでいるところはエレンも今まで何度か目にしたことはあるが、その時の様子は普段と全く変わらなかったので茶でも飲んでいるのかと思ったくらいだ。つまりリヴァイは酒に相当強い。
 それが今は珍しく楽しそうに口に弧を描いていて、感情を露骨に表に出しているところから察するにかなり酔っ払っているように見える。そしてリヴァイがこんな風になっているということは、相当量の酒を飲んだのだろうという考えに至ると少々心配になってエレンは眉間にきゅっと皺を寄せた。
「兵長っ!明日だってまだ休みの日じゃ無いですし、また朝から色々用事とかあるんじゃないですか?オレなんか構って無いで少しでも寝た方がいいと思うんですけど。」
「ガキのくせに偉そうなこと言ってんじゃねぇよ。そんなことより、貴族のジジイに面白い物貰ったからお前にやろうと思って持って来たんだが……」
 酔っ払うと一般的に理性の抑えが効かなくなるので本能が剥き出しになるのだという話しは、医者である父親から何度か聞かされていたのでそれを考えると今のリヴァイの反応はエレンにとって正直まんざらでもない。
 しかし冷静に考えるてみると今は週の中日なので翌日も平日で、ここ最近忙しそうにしているリヴァイをこのままにしておくのも気が咎めて部屋に戻った方が良いのではないかとエレンは声をかけたのだが、当の本人はそんなの一切関係無しだ。思い切り右から左へ流すと、上着のポケットのボタンを外してゴソゴソと中を漁りだした。
 そしてエレンはというと、本音を言うと久しぶりにこうやってリヴァイに相手をしてもらっているのはかなり嬉しかったのもあって、それ以上強く言うことは出来ないのであった。
「ああ、あった。これをな、さっき酒の席で貰ったんだがお前にピッタリだろうと思って持って来た。」
「……何ですか?それ。マッサージ器具とかですか?」
 リヴァイが上着のポケットの中から取り出したのは、手の平より一回りほど小さな銀色の棒のような物体だった。しかしエレンはそんな形状の物は今まで全くお目にかかったことが無いのでさっぱり使用用途が分からない。
 ただ根元に柄のようなものがついていて、棒の箇所がやや半月状の形態をしているところから察するにマッサージ器の類だろうか思ったのでそれを口にすると、リヴァイの口角が先ほどよりもさらに上がった。
「マッサージ器具なぁ……中らずといえども遠からず、ってところだな。実際の使い方を教えてやるからちょっとコレ持ってろ。」
「へ?あ、はい。」
 微妙にはぐらかされたので相変わらずそれが何なのかはよく分からないが、その銀色の不思議な物体をグイと手渡されたのでそれ以上突っ込むタイミングを逸してしまう。だから仕方なく渡された銀色の物体をひっくり返したりしながら色んな方向から眺めていると、意外にもそれには継ぎ目らしい継ぎ目が一切無いのに少し驚く。
(……珍しいな。)
 こういった丸みを帯びた形状の金属でその表面をここまで滑らかにするのは、今の技術だとかなり難しいはずだ。その証拠に、エレンは今まで一度も見たことが無い。
 使用用途は不明だが、そこら辺はさすが貴族から貰った物だと感動するものの、それと同時に自分のような新兵がそんな物を貰うのが申し訳なくなってきて。両手で滑らかな表面を撫でながらエレンはおずおずと口を開いた。
「あの、貴族の人から貰ったってことはかなりの高級品ですよね。オレがそんなの持ってたってどうせ使う機会なんて全く無いですよ。だから――」
「まあそんなに早とちりをするな。これをお前が使うってことは巡り巡って俺にも良いことが有るんだよ。」
「えっ?
 ――って、ま、まさか……それは……」
 リヴァイの言葉に顔を上げると、彼はどこからか取り出したらしい小さなガラスの小瓶を手にしていて。それを見た途端にエレンはその銀の棒の使用用途を察すると思わずベッドの上に放り投げてしまった。
 何故なら、そのガラスの小瓶は今までセックスのときに散々目にしているのだ。ちなみに小瓶の中身は潤滑液代わりの香油で、それをこのタイミングで取り出したということはつまりそういうことなのだろう。
 もともとエレンはこういう方向のことには少々疎いが、ここまできたらさすがに分かる。そしてエレンの予想通り、リヴァイは銀の棒のような物体を取り上げると小瓶のフタを器用に片手で開け、瓶を傾けてソレに香油を垂らした。
「表面をここまで滑らかにするのに苦労したとか言っていたからそう乱暴に扱うなよ。にしても、さすがに金属製は木と違って段違いに滑りがいいな。ああそうだ、ちなみにコイツはアナルプラグってヤツなんだが……まあ分かりやすくとケツの穴を拡張する大人のオモチャってやつだな。でも普通に突っ込んだりして弄ったりも出来るから、マッサージ器具の延長線みたいなもんだろ。」
「……。」
 つまりお前の言ってたことも外れてはないなとか何とか言って、普段よりも饒舌に語ってくれるのはやはり酔っ払っているせいだろう。おかげで知りたくもない下ネタ的知識が余計に増えるが、リヴァイが目の前でどう見てもこれから使います感を丸出しにしているので今はそれに突っ込む余裕すら無い。
 そしてアナルプラグにたっぷりと塗り付けられた透明な液体がリヴァイの手まで滴ったのを見て、思わずゴクリと喉を鳴らしてそろりと尻を後退らせたエレンだったが、そもそもソレをエレンに使う気満々で部屋までやって来たリヴァイがそれを見逃すはずもなく。プラグを持っていない方の手でガシリとエレンの腰を掴んで勢いよく自分の方へ引き寄せると、その拍子にバランスを崩したエレンの足を掴んで手際よく四つん這いの格好にしてしまった。
 念の為に言っておくが、もちろんエレンだってただボケッと受け身をとっていた訳では無く、リヴァイの胸元を押して何とか距離を取ろうとしてはいたのだ。しかしそもそも普段の対人格闘術の訓練でも簡単に倒されてしまっている相手に歯が立つはずもなく。
 ほんの一瞬で四つん這いの格好にされてしまったのに少なからずショックを受けて呆然としていると、その隙に履いていたズボンと下着を一気にズリ下げられて、ますます追い込まれてしまうのであった。
「っと……なに逃げようとしてんだよ。そんなに心配しなくても駄目そうだったら無理矢理入れるつもりはねぇよ。……まあ、それ以前にお前が普段突っ込まれてるのからみたら、こんなプラグごとき大したこと無いだろって感じもするが。」
「いやいやいや、そういう問題じゃなくてですねっ!?」
 これが世に言う酔っ払い特有のオレ様理論とかいうやつなのだろうか。
 普通に考えて寝ている途中でいきなり叩き起こされて尻の孔にアナルプラグとやらを突っ込まれそうになったら、太い細い関係無く今の自分のように誰でも逃げ出そうとするはずだ。
 しかしそんなことは今のリヴァイにとっては全く関係の無い問題らしく、というかすでに突っ込むことは決定事項なのか、分かったから暴れるなと耳元で一言吐息混じりに告げると、双丘の狭間に香油がたっぷりと塗り付けられた指先を這わせてきて。ゾクリと背中が泡立つ感覚にエレンはクッと息を飲んだ。
「やっぱり、やめ、ましょうよぉっ……その、そんなの使わなくたっていつもちゃんと気持ち良いですから、っ!ぅ、ぅぅっ」
「そりゃ光栄なこった……にしても、今日はまたやけに粘るな。俺に言わせてみれば、イヤイヤ言うわりには前は勃ってるから正直全く説得力はねぇんだが?」
「ひ、ぅっ!?」
 すでに圧し掛かられているせいで逃げられないという状況も相まって、流石のエレンも本格的に焦り出す。だからヤケクソとばかりにとんでもないことまでその場の勢いで口にしながら何とか止めてもらおうとしたものの、そんなエレンの意思とは反して身体の方は全く正反対の反応を示していたのをいつの間にか見透かされていたらしい。
 尻の孔から手を外されたのにホッとしたのも束の間。これまでの思わせぶりな接触に期待するように赤く充血しはじめていた陰茎の先端をいきなり握られると、手の平で握りつぶすようにギュッギュッと刺激されたせいで腰がブルリと震えて陰茎が一気に固く反り返ってしまう。
 そんなまさかと思うものの、先ほども言った通りここ最近のリヴァイは忙しそうにしていたのでこういった接触は久しぶりなのだ。ついでに自慰の方も何となく気が咎めてずっとしていなかったのだが……その結果がこれとは。
「はっ、ぅ……あ、ん、んっ――それ、まずっ、」
 勃起した陰茎先端の敏感な箇所に断続的に刺激が与えられるたび熱が下肢から全身にジワリと広がって力が抜けていってしまう。おかげで上体を支えていた両腕からも力が抜けてベッドの上にガクリと肩を付いてしまうものの、腰はリヴァイの手によって抱えられているのでそこだけ持ち上げられている恥ずかしい格好になってしまうが、今のエレンにはそれを取り繕うだけの余裕はすでに無い。
 そしてそんな風に快感に飲まれていっているエレンを背後から眺めながら、リヴァイは満足そうにほくそ笑むと唇を舌でペロリと舐め上げた。
「やっとその気になってきたか。とりあえず……指で慣らすから力抜いとけよ。」
「ひっ――ぅぅ!」
 リヴァイが話すたびに、首筋付近に吐息が吹きかかってゾクリとする。そしてそれに気を取られている隙に陰茎から手を離されると次は後孔に指先を添えられ、何度か様子を伺うように縁の膨らみをなぞられたのに反射的にキュッと入口を窄めるとそれを割り開くように指をゆっくりと挿入されて。内壁を擦りながら奥へ奥へと指が侵入してくると、まるで身体の中を無遠慮に暴かれているみたいで無意識にブルリと下肢が震えてしまう。
 しかしそれは嫌悪感からそうなってのでは無くて、むしろこの後に来るであろうもっと大きな熱を期待してのものなのだ。
 それが恥ずかしくてたまらないが、もう自分の意思だけではどうしようもない。だからせめて高まり過ぎてしまった身体の熱を少しでも落ち着けようと、はっと息を吐きながら指を挿入されたときに反射的に閉じていた目を薄っすらと開けてしまったのが不味かった。
 目を開けるとちょうど目の前に例のアナルプラグとやらが無造作に置かれていて、指を一本挿入されただけでもこんな有様なのにソレを挿入されたらどんな風になってしまうのだろうかとうっかり考えてしまったせいで、身体の奥底から熱がブワリと湧き上がりだすのを感じ……たまらずゴクリと喉を鳴らしてしまうあたりもう末期かもしれない。
「ぅ……あ、あ」
(もっと、ほし……)
 身体全体が上気したように熱くなるのに促されるように無意識に腰をくねらせながら内壁を蠢かせると、指先が前立腺に当たって陰茎を中から弄られているようなムズムズした感覚が背筋を這い登る。
 その姿からはほんの少し前までイヤだと散々ごねていた姿はまるで想像出来ない。しかし一度理性がドロリと溶け出してしまうとそれまでずっと押さえこんでいた性的欲求が表に顔を出すのなんてあっという間で、その結果が今のエレンの姿でもある。
 そしてリヴァイもそれに気が付くと入口付近に添えていた二本目の指を孔の中へゆっくりと挿入し、太さに慣らすように何度か指の束を前後にゆっくりと出し入れを繰り返した後に前立腺の膨らみを両脇から挟みこんだ。
「最近あまり構ってやれなかったからもう我慢出来ないみたいだな。中の食いつきようすごいの分かるか?……ほら、前立腺をこうやって挟まれるとたまんないだろ。」
「ひ、ぎっ!!」
 両脇を挟んで固定された前立腺をギューッと挟まれると背中を通って脳天まで電気のような快感がビリと走り抜け、陰茎からは緩くなった水道のようにボタボタと透明なガマン汁が零れ落ちて止まらない。
 久しぶりの激しい快感に、絶頂がすぐそこまで近付いているのを感じて自分からも中の指に腰を押し付けるようにすると、前立腺を挟んでいる指全体にソコを押し上げられてさらに鈍い快感が加えられたのに腰が震える。しかしあと少しというところでズルリと二本の指を引き抜かれて。
「――ッ、ぁ」
 思わず後ろを振り返るようにしながら抗議の声を上げるが、リヴァイは少し待てというだけですぐに刺激を再開してくれそうな気配は無い。しかも何を考えているのかそれまで腰を支えていた手も外されたせいでベッドの上にベタリとうつ伏せの格好になってしまう。
「な、んでっ?」
 こんな中途半端な状態でいきなり放り出すなんてあんまりだ。例えそれがほんの少しの時間だったとしても、あと少しというところだったエレンにしてみればそれは耐えがたい。
 だからさすがに焦れてもぞりと腰を動かすと、ベッドの固い木枠の上に申し訳程度に敷いていた荒い布地のシーツに陰茎全体が押し潰されるのと同時に敏感な先端が擦れて。おかげでエレンの口からは自然と小さく熱い吐息が漏れた。
 一応言っておくが、全てはほんの偶然の出来事が重なった結果そうなっただけでエレンが故意にそうしようと思ったわけではない。しかしギリギリの状態のエレンにしてみるとそれは物凄く魅力的な刺激だったのも事実で、まるですがるようにシーツに腰を擦り付け、そこから生まれる快感を追い求めるように腰をクックッと押し付ける動きが止まらない。しかもジワリと下腹部から熱が広がると、その熱をもっともっとと追い求めてだんだんと腰の動きが激しくなってしまう。
 つまり今のエレンの状態は、一言で言ってしまえばリヴァイの目の前で自慰をしてしまっているというわけだ。
「んっ……ん、ん、」
 部屋に一人きりの状態だったならまだしも、リヴァイの目の前でこんなことをするなんて素面の状態だったら絶対に有り得ない。ただ、今はもう色々とギリギリの状態で、どうしても止めることが出来なくて。
 先端の剥き出しの粘膜をザラリとした布に刺激されると、後ろを弄るときとは違う直接的な快感がゾクゾクと背中を這い登って自然と喉が小さく鳴る。
「おいおい、なに一人で楽しみはじめてんだよ。今イイもんやるから、少しくらいガマンしろ。」
「や、ぁっ!」
「このまま突っ込みたいのは山々だが……今日はコッチだ。」
 あともう少しというところで再び腰を抱え上げられたせいで快感の波が途切れたのにむずがるように声を上げると、宥めるようにゆるゆると腰を撫でられる。
 そしていつもならここで与えられるのはリヴァイの熱い塊なのだが……何故だか今日はそれとは異なるひんやりとしたモノを後孔に押し当てられた感触に、エレンはパチリと目を開けた。
 そしてそこで、そういえばアナルプラグとやらを挿入されそうになっていたのを思い出して、事実目の前に先ほどまであったはずのアナルプラグが無いのに一瞬身体を強張らせるものの、後孔の入口に押し付けられていたプラグの先端が少しだけ含まされては出され、少しだけ含まされては出されてという動きを何度か繰り返すうちに、入口が勝手にその時を思い出したかのように緩まって。
 そして次の瞬間にはソレをググ……と一気に筒の内部へと侵入させられていた。

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